膵臓癌ステージ4
3ヶ月ほど前から週1回くらいお店に遊びに来るようになった66歳の男性。
穏やかで人当たりも良く明るい性格で同卓者の評判も良い。
いつもニコニコしている。
冗談が好き。
昨日もみんなで大笑いしながら麻雀をしたその帰りがけ。
来月入院するので来られなくなります、といきなりの告白。
どこかお悪いのですか?
膵臓癌のステージ4なんです。
はいー???
その場にいたみんなが凍りついた。
肺への転移も見つかって来月手術することになりました。
うまく切除できれば良いのですがダメだったらそのまま閉じるそうですよ。
自分の生死のことなのにいつもの穏やかな笑顔で淡々と語る。
以前言われた時に、だからね、もう遊ぼうと思って。
それでこちらにもお邪魔させてもらうようになりました。
お店でみんなで聞いている時は
亡くなったらここに遺影を飾ってあげる、とか、
じゃあ、それまではお店に通わなくちゃ、とか
みんなで遊んであげるわよ、とか
賑やかに話して笑って解散したのに
なんだろう、今書いていて涙が出そうになった。
そうか、寂しい話だったんだ。
その場にいたのは彼以外は皆80歳前後。
その中では一番若いのに。
人生の理不尽。
その後メールを送った。
>さっき驚きすぎて聞くのを忘れちゃって。
来月までは来られるのですか?
>来月12日に予定が決まるのでそれまではお邪魔しまーす。
>ではお待ちしてます。
でも麻雀は容赦しませんよ、笑
>望むところで〜す、(⌒-⌒; )
この人が、もしかして、いなくなる?
でね、決めたの。
普通に麻雀をしにきていた彼に
こちらも普通に麻雀仲間として接しよう。
知らん顔。
別れはいずれ誰にでも来ることだから。