18禁、笑

3年前の夏、彼氏さんと初めて個室で二人だけになって
そのお顔が私の顔に近づいてきた時、発した言葉が今でも笑える。
小娘さながら。

本気ですか？

彼氏さんは、黙って私の口を塞いだ。

ねえ、本気ですか？だって😅
もう少しましな言葉はなかったものか。
初めての恋でもあるまいに。
ここまできて、いったい何を聞いているんだ、私は、笑

歳をとったということだろうか。
あ、この言葉は禁句。
彼氏さんは、一刀両断、即座に否定してくれる。
関係ないですよ、ってあっさりきっぱり、破顔一笑。
そんなお顔を両手で挟んで、今度は私から顔を近づける。

でもねえ、
本気ですか？と言ってしまったのも頷ける。
鏡に映る姿を見ると、私の発したその言葉も、むべなるかな。
ルッキズムとはいうけれど。
じゃあ、人間、体はいらない、ということになる？
そんなできもしないことを考えてもしょうがない。

これまでしてきた恋は、自信たっぷりだったのに。
いつも生殺与奪の権利は私にあった（と思い込めた）、笑
自分の方が立場が弱いと思い込んでしまう恋は辛い。
この思いが、時として嫉妬に変わるのではないだろうか。
その深淵には落ちたくない。

もっと自信を持ってください、と彼氏さんは何度もメールをくれた。
ご期待に応えるべく、と思いつつも
時は容赦なく進む。
ひとえに私が私の変化を受け入れられるかどうか次第。
彼氏さんとの時間が欲しいのならば、
頑張れ、私。

デートしましょう、とメールをくれた。
来週、池袋で。
今からもうワクワク😅
何を着て行こう。どのバッグを持って行こう。どんな話をしよう。そして。

なんて楽しいんだろう。