いい歳をして
いい歳をして、という言い方が成立するには
歳によって制限をかけられることがあるということが
共通認識として存在することを前提とする。
それは、社会で生きているうちにいつの間にか身につける。
判然とはせぬが、鬱々としながらも、受け入れている。
反旗を翻して社会に快哉を持って受け入れられることもあれば
蚤虱のようにあっという間に潰されることもある。
そんなものに何の意味があるの?
常識とは18歳までに積み上げられた偏見のコレクションに過ぎない、
と言ったのはアインシュタイン。
お願い、もっと言って、笑
なんて大上段に構えてみたものの、笑
要は、自分で買ったものに少し怯えている私自身への応援歌。
amzonでとても綺麗な下着をふと見つけてしまった。
薄い透ける生地に、全体に花柄のカットワークの入った優美なショーツ。
5枚セット。セクシーという部類のランジェリー。
黒、濃紺、ダークレッド、紫、ライトグレー
どの色も好みで、その発色の良さ、鮮やかな色々に魅せられた。
こんな綺麗な色のショーツを身につけてみたい。
この少し透き通ったショーツの下に自分の素肌を透かせてみたい。
いい歳をして、と頭に浮かぶ。
事故とか何かあって、病院に運ばれたとき
この歳でこんな下着をつけていたら・・・
いい歳をしてという誹りを受けるに決まっている。
しかも全体的に垂れ下がったこの体型で、
似合うわけもなかろうに。
こんな派手な下着・・・・・
でも、買った😅
綺麗色の誘惑に負けて。
自分が身につけたいと思ったのなら、誰に遠慮がいるものか。
完全な開き直り、笑
この、笑、は照れ隠しの、笑。
ただ、魅せられた綺麗なショーツを身につけているというだけの自己満足。
引き出しに並ぶ綺麗な色達。
うっとりと眺めているというだけでも幸せ。
いつものメールで彼氏さんに伝えてみた。
すると、
いいですね。
今度つけてきてくださいね。
もう、なんて甘い言葉だろう。
この人は、心身ともに私を満たしてくれる。