la vie est merveilleuse!

ふと思いついたことの徒然をゆっくりと

ボランティアの一つの形

以前、メイクの力、というブログを書いた。
かづきれいこさんが病院や特別養護老人ホームなどで
化粧をしてあげて喜ばれている、という内容。


痣が顔にあるだけで心を病む人もいる。
きれいに化粧で隠すだけで生きる力になる、という。
もちろん、痣も個性という考え方もあるし、
痣があろうが、しわくちゃだろうが、そんなことを全く気にしない方もいる。
でも、それがコンプレックスになり、生きることさえ不自由になる人もいるのだ。
シミもシワも、それが気になる人はたくさんいる。
そうではなくても、少し紅を塗る、アイシャドーを乗せる、
そんな少しのことだけでも変化する自分の顔が好きで
それが自信になっている人もいる。
かくいう私もその一人😅


輪島市で、
元ジバンシーの専属メイクアップアーティストだったというプロの方が
被災された方にメイクを施す、というボランティアをされた、というニュースを見た。
こういうボランティアもあるのねえ、とびっくり。
女性達は、皆嬉しそうで、コロコロと笑っていた。
普段化粧をしている女性にとっては、それができなくなるというのはつらいことなのだ。


もちろん、命からがら逃げ惑ってきた後の大変な日常で
落ち着いた生活を取り戻さなければならないのに、
そんな化粧なんかしている場合ではなかろう。


被災され、家族を失い、仮住まいを強いられる不便さの毎日。
生きることだけに必死であった彼女達に
例えいっときでも、笑顔が生まれ、心を明るくさせる。
素敵なボランティアだと思う。
もちろん、いっときのことだ。
明日からまた過酷な日常が待っている。
でも、その時、確かに彼女達は楽しかったのではなかろうか。

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