la vie est merveilleuse!

ふと思いついたことの徒然をゆっくりと

厚岸の殻付き生牡蠣

ふと思い立ってネットで購入した北海道厚岸産の殻付き生牡蠣
2Lサイズ以上で10個ほどが、昨日届いた。
届いてすぐ、笑 作業開始。
さて、軍手をはめて、レモンを用意して。
ゴツゴツした岩のような殻で身を守っている牡蠣の合わせ目に
グイッとナイフを差し込んで、貝柱を切り、引き剥がす。
大きくてふっくらした身が現れる。
すぐさまレモンを搾り、ちゅるっと口に流し込む。
レモンの香りと酸味と、海水の塩味と牡蠣の持つ旨味が広がる。潮の香り。
毎年のことだが、口福。
あっという間に5個が胃袋に消える。
昔の彼の中に、牡蠣にあたった人がいたが
怖くて2度と牡蠣は口にできないくらいの苦痛を味わったらしい。
この旨味の塊が食べられないなんて。
昔々、銀座にオイスターバーがオープンした時もすぐに行ったっけ。
世界各国の牡蠣が食べられた。


小学生の時に読んだのだが、
講談社の少年少女世界文学全集の中に
クオーレというイタリアの児童文学があった。
イタリアの子供の日常を綴ったものだが、その一節に
主人公のエンリーコ少年が一家で海岸に牡蠣を食べに行くシーンがある。
一家でおしゃれをして出かける。特別な日。
お父さんに殻を開けてもらって、レモンを搾りぷっくりとした身を食べて汁まで啜る。
数十年前に読んだのだが、よほど印象深かったと見えて
以来、生牡蠣を食べる機会のある度にその場面を思い出す。
エンリーコの味わった牡蠣の味。
レモンはマスト。


で、本日のランチはその生牡蠣
最後の牡蠣で作った暖かいスープ
スモークサーモンのオープンサンド
オリーブオイルたっぷり
フルーツはパイナップル
コーヒーはエチオピア
曇天なので、画像が少し暗い。

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