la vie est merveilleuse!

ふと思いついたことの徒然をゆっくりと

個的なデートの顛末

先日以前登録していたブログサイトから
メールをいただいた。
10回程度メールをやりとりしただろうか
会いたい、と言ってきた。
49歳男性。
海外で住んでいた期間が長いので年齢は気にしません。
逆に、日本はなぜそんなに年齢を気にするのだろうかという印象です、と彼は言う。


軽い違和感。
海外は年齢の事をそれほど気にせず、日本は気にする、という意見は
まま目にしたり耳にしたりする。
ことの真偽は私にはわからない。まず、海外暮らし、したことないし、笑
でも、思うのだが、海外だろうと、日本だろうと、
これは、個人が個人の考えで判断する範疇だろうと思う。
体制に影響ないし、ね。
そもそもそんなデータはあるの?
誰か世界中の人に聞いて回った結果なの?
その考えを発信した人の見聞した限定的な周囲のただの印象じゃないの?
なぜ、データがないか?
データを取るに値しないほど、極めて個的なことだから、笑
どうでも良いことだからね。


会った。


あれ?一番最初のメールに身長176cmってありましたよね?
失礼ながら170cmあるかないか、ではなかろうか。
まあ、横にも広いので多少割り引かれているかもしれないが。
すぐにわかることに、と笑ってしまった。
ツーブロックで金髪メッシュ入りのショートヘアー。
灰色のTシャツの上に黄色と青の細かいチェックの半袖シャツを羽織っていた。
僕、どうですか?
笑ってやり過ごし、近くのカフェに入った。


違和感を覚えるような男性になぜ会おうかと思ったか。
私がメールで振ったキェルケゴールの話にわずかながら反応した。
へえ、と思っていたら、
海外で日本語への郷愁からか5000冊ほど本を読みまくった、と言った。


それほどの読書量が、どのような彼にしたのか、
どんな話が聞けるのか、
に興味があったから。


以上2点を踏まえて、笑
会話の浅薄さに、辟易した。
海外での話、株の話、投資の話、知り合いにいる有名人の話。
請われて入った会社ですぐに役員になり、運転手付きの車で送迎された
ドイツで某有名ホテルのオーナーに気に入られて支配人になった、と言う各種自慢。
検証のしようもない海外での役職のことを自慢されても、ねえ。


あの読書量はどこへ行った?
彼のどこに入って今の彼を形成したのか?
その結果がこれか? 
正直会った意味がない。
あ、ごめんなさい。短い時間での私の感想です。
彼の本質ではありません。


後半は盛んに男と女のお話をするようになってきた。
それでも頑張って2時間ほどお付き合いした。
チラチラ誘いをかけてくる。この辺から辟易。
どうですか、これから?と手を差し出した。
は?目が点、笑
ごめんなさい、という言葉しか浮かばない。


会ってすぐには、とかいう事ではない。
会ってすぐにでも、それはあり、だ。
何か、が感じられればその気にもなれる。
過去にもそういうことがなかったわけではないから。
パリでのミッシェルもそうだったから。


キャサリンヘプバーンの旅愁という名作があるではないか。


しかし、この彼は100万年付き合っても無理。
年齢ではない。外見ではない。


男と女、って、むつかしいわねえ、笑

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