la vie est merveilleuse!

ふと思いついたことの徒然をゆっくりと

え?彼女が膵臓癌?

数年ぶりに会った友達とお茶をしに行った。
4年前に飼っていたパピヨンが亡くなってしまうまで
お散歩の度によく出会ってお付き合いをしていたわんこさん友達。
何人か仲良くなった方々がいて、
散歩途中に、連れているわんこ達に怒られながら
立ち止まってはお喋りしたり、誘い合ってお茶しに行ったりしていた。
わんこさんがいなくなってしまって、散歩に出なくなってからは
なんとなく疎遠になっていたが
ふとしたことで、一人とぱったり会い、
久しぶり!
ということで、お茶しに行くようになった。


当時の話になり、
あのワンちゃんはこうだったわね、ああだったわね
あの人はどうしてる?この人は?
と、コーヒーとパンケーキで、2時間半も粘っていた。
そのとき話の出た中の一人、私の家の近所の女性。
私よりひとまわり近く若かった彼女は、当時は近くのチョコレート工房に勤めていて
毎朝、ママさんバイクで元気に出勤していた。
ちょっと小太りさんで、笑


話の流れで懐かしく思い出して、帰り道、久しぶりに彼女の家に寄ってみた。
インターフォンを押したら、すぐに連れ合いさんが出てきて
お久しぶりです、と名前を呼んでくれた。
あら、覚えていただいていたんですねえ、笑
奥様は?


そして、彼の口から衝撃の言葉を聞いた・
膵臓癌です。もう2年くらい前から寝たきりで。
今もヘルパーさんがきてます・
言われてみれば、駐車場には訪問介護センターと名の入った車が停まっていた。



えっ?
といったきり、しばらく言葉が出なかった。
元気な頃の彼女とことしか知らない私は
元気な彼女しか頭に思い浮かばない。
膵臓癌、って言った?
2年も寝たきり、って言った?
え?誰が?
混乱する私の頭の中。


一呼吸置いて、
お目にかかれます?と私。
かまわないと思いますが、もう何を言ってもわからない状態です、と連れ合いさん。


会わない選択をして、私は帰った。
何かお手伝いできることがあったら、連絡してくださいと伝えて。


帰宅後、お茶した彼女に伝えた。
当然のことながら驚き、年の順からいえば私達の方が先よねえ。
ねえ、あなた、呼ばれたのかもしれないわよ、と。
たまたま昔の仲間とお茶をする機会に恵まれて
行った先で、そういえばあの人、という話が出て
帰りにふと寄ってみようという気になった私・・・
やっぱり、呼ばれた?😅
オカルトチック、笑


茶化しているようだが、
そうでもなければこの重い気持ちをどうしてよいかわからないのだ。
明日は我が身、と言いつつも、私と私の周りには縁のないこと、と思っているから。
終わりは来る、と思い知る。
その終焉の時の迎え方が意にそぐわない形であったとしても受け入れなければならない。
この恐怖。この理不尽。



奇跡よ、起これ。

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