ロールキャベツの君
1個99円のキャベツ
100g99円の豚ロース肉
で、今朝はロールキャベツを仕込んだ。
キャベツは99円以下で買う、と決めている、笑
買うと必ず最初の大きな葉数枚でロールキャベツを作る。
ロース肉はフープロで粗めの挽肉にして餡を作る。
ガーリックをたっぷり混ぜ込む。
今日は6個作れたので、保温調理用の鍋に入れて
落とし蓋をして、ベーコンとローリエを入れてしばらくコトコト煮込んだ後
外鍋の中に入れて保温。
キャベツがとろとろになるまでじっくり待つだけ。
新宿の有名店、アカシアさんはクリームソースだけど
私は半分はそのままの澄んだスープでいただく。
残りはダッテリーノトマトの缶詰を入れて再度煮込んでトマト味で。
寒い季節は汁物が一番。
アカシアさんは、なんと私が大学生の頃から新宿にあって、有名店だった。
もう50年以上も前。
お箸で食べられるロールキャベツ、がキャッチフレーズ。
とろとろのキャベツとクリームソースの柔らかい味。
当時お付き合いしていた1年上の先輩に連れて行ってもらった、というおまけ付き、笑
大学に入って初めてのデートだったのでずっと胸の奥にある。
学校の帰り、お茶の水から新宿まで神田川沿いの土手を歩いて。
上智大学のある四谷を過ぎたあたりから、
疲れた?と言って手をひいてくれたっけ。
サークルのミーティングの時は、
副支部長だった彼はすぐには帰れないので
先に校舎を出た私は、いつも聖橋方面に少し歩いた先にある茜という喫茶店で彼を待つ。
夕方になると、西の窓が茜色に染まる小さな喫茶店。
サークル内では内緒、という訳のわからない不文律😅
大学1年生で、同じサークルでいつも一緒にいた4人の女子グループ。
私もその中の一人だった。
彼は、そのグループの中の阿部さんという女子の憧れだった。
何かの時は彼の隣の席に座らせたり、一緒に仕事をさせたり、
と、3人で、阿部さんが彼のそばにいられるよう画策していた。
そうやってキャイキャイすることが楽しかった。
そんな彼からデートに誘われた時、私は全く躊躇せずに付き合った。
躊躇する理由というものを昔も今も私は持たない。
あなたの思い人、とはいえ、人に所有格はつけられない。
あなたも彼も私も、それぞれが選択権、決定権を持つのだから。
彼のパーカーの万年筆を私が使っていたことから、バレた。
阿部さんは勘が良かった、笑
別に隠していたわけじゃないんですが。
阿部さんは泣いた。
どうして?と他の2人からは詰め寄られた。
どうして、って言われても。
そもそも、悪いことをしたという認識は私には無い。
以来、表面上は何事もなかったような日常だけれど、
高校生のようなキャイキャイ気分のグループはなくなった。
あなたは少女の時を過ぎ
愛に悲しむ人になる
青春時代
そこら辺にいる後期高齢者にも、普通にドラマはあるんですよ。
恋バナだってできるんですよ。