la vie est merveilleuse!

ふと思いついたことの徒然をゆっくりと

強者どもが夢の跡

ある掲示板に不動産に関わる相談事を承るような記事を載せている。
主旨は、情弱者と言われる方々の不動産に関する理不尽な被害を減らしてあげたい。
いまだに、無知な不動産業者がいるのに驚く。
よく知らずに購入してしまった売りにくい物件も処分してあげられた。
後々のトラブルをとても心配する方には、防波堤を、笑


先日、これから不動産会社を立ち上げる、という35歳の男性お二人が
面談を希望され、1時間ほどかけてお店に来てくれた。
2時間ほど、いろいろ手続き上のこと、実務のこと、その他雑談をした。
昔話を嫌な顔ひとつせず聞いてくれたから、好青年、笑
一つだけ、真っ当な商売をしてくださいね、と釘を刺しておいた。
バブル世代に不動産業界にいた私から。
お前が言うな、かな、笑


バブルの頃の不動産業界のあれこれは、とても面白がっていた。
そうだよねえ。
朝5000万円で売りに出た赤坂の30m2の小さなマンションが
夕方には1億円になっていた、なんて、笑い話のような本当の話、笑
金儲けの道具としては一級品だった。
銀行までが無理やり融資をして、買わせようとしたし。
数年前に問題になった、アパートローンの水増し事件。
みんな口をつぐんでいるが、バブルの頃から普通に行われていたこと。
銀行だって、知っていて審査を通していたはずでしょ。
そもそもコピーで良かったんだから。
審査用の書類を出してください、ではなくて、作っていいですよ、という暗黙の了解。
スーパー鑑定士、と陰で言われていた不動産鑑定士に評価書を作ってもらったり。
変額保険事件だって、某有名都市銀行の役付クラスが
保険会社を引き連れて資産家の元を訪れて、貸しますから、とやっていたじゃないの。
私はそれで破産して自宅を失い、自殺した高齢者を知っている。
投資物件を買いたがるが、売り物は争奪戦。
東京近郊には買うものがない、と仙台まで買いに走った弁護士。
吉祥寺に狭いワンルームのアパートを何棟も買って高額な賃料で高利回りを目論んだ地主。
自宅売却の前に、移転先の億ションを買ってしまう人。
ちょっと考えれば、リスキー過ぎる。
みんながお祭りのように踊り狂っていた。
影に暗躍した不動産業者、笑


末路はご想像通り。
強者どもが夢の跡。


今日のブランチ
ポークシチュートマト風味
寒い日の朝には絶対シチュー、笑
合鴨のローストほうれん草のソテー
モッツァレラチーズトースト
パイナップル
コーヒーはブラジル




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