la vie est merveilleuse!

ふと思いついたことの徒然をゆっくりと

血の繋がり

Ein Gespenst geht um in Europa-das Gespenst des Komunisms.
あまりにも有名な冒頭句
かつて政治の季節と言われた時代に、耳にしなかった学生がいただろうか。
1969年1月18日から翌19日に亘って安田講堂で繰り広げられた
象徴的な事件は、19日の夕刻、陥落し、457名の逮捕者を出して終結した。
やがて、政治の季節の終焉。
街は羊たちの群れで溢れ
カルチェラタンを気取ったマロニエの並木道は権力の前への虚無へと続く。
機動隊の催涙弾の水兵撃ちで片目を失った友は、どこへ行ったのだろう。
時代は、記憶の片隅。


さて、メインテーマ
お前は、今のお母さんと血が繋がっていないから、可愛がってもらえないよ、
と言った小学生がいたそうな。
子供の言うことだから、その子が自分の経験値で言ったことではないだろう。
親の言葉だ。実につまらない親だ。
そんな親に育てられ、そんな言葉を発する子供は、可愛がられているのだろうか。
頭を撫でてもらう、抱きしめてもらう等々は、ペットと一緒だ。
可愛がるという行為は、その子の将来を見据えてその子が自身で人格を形成する過程を
大切にしてあげる行為ではなかろうか、と思う。
すでにこの子は
そんなことを言われた相手はどう思うか、という想像力が欠如している。
おばさんは心配だよ、笑
血の繋がりがなくても可愛がられている子供の例もある。
血の繋がりがあっても虐待される子供の例もある。
数少ない事例で君の言に反論しようとは思っていない。
言いたいのは
そんな言葉を相手に発する意味がどこにあるのだろう、だ。
君に伝えたい。
お母さんがそう言った、なんて言うんじゃないよ。
それは逃げ、だ。
大切なのは、立ち止まって君はどう思うのか、を考えること。
エポケー、判断停止。
フッサールの「現象学の理念」に詳しいが
簡単に言うと、キムタク風に「ちょー待てよ」
発言する前に、考えてみよう。
君は前途洋々だ。




今日のブランチ
寒い朝にはクリームシチュー
マッシュルームの香り
近くのサイボクハムのロースハムのサンドイッチ
辛子を効かせて
フルーツはラフランス
コーヒーはブラジル

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